第7回「i-Constructionの推進に関するシンポジウム」での発表について
第7回「i-Constructionの推進に関するシンポジウム」(土木学会 建設マネジメント委員会 主催)にて、オフィスケイワンより、鋼橋の設計データ連携を活用した3Dモデリングの生産性向上と、3Dモデルを用いたフロントローディング技術による手戻りゼロを目指した取り組みについて発表しますので、お知らせいたします。
1.イベント概要
- 主催者:土木学会 建設マネジメント委員会
- イベント名:第7回「i-Constructionの推進に関するシンポジウム」
- 開催日時:2025年7月22日(火) 9:00~15:00
- 開催場所:オンライン開催
- 参加費用:有償(申し込みはこちらより)
2.発表概要
- 論文題目:鋼橋の設計データ連携と3Dモデル活用による手戻りゼロを目指した取り組み
- 発表者:保田敬一
- 所属:オフィスケイワン株式会社
- 発表要旨:2023年より国土交通省発注業務でBIM/CIM活用が原則適用され、鋼橋分野では設計と製作をつなぐデータ連携の整備が進んでいる。本研究では、鋼橋設計成果の自動原寸システムへの展開を可能とする「設計情報属性ファイル」の活用により、3Dモデリングの効率化と、設計段階での干渉チェック支援について報告する。また、3Dモデルを用いたクレーン架設シミュレーション、狭隘部の溶接施工検討VR、MRによる施工前照査といったフロントローディング技術により、従来後工程で対応していた検討作業を前倒しで実施し、手戻りを未然に防ぐ取組みを紹介する。これらの一連の開発は、設計・製作・施工のデジタル連携と省力化に貢献し、鋼橋におけるi-Construction2.0の実現に向けた基盤技術となる。