令和7年度土木学会年次学術講演会で発表します
- 発表日時:2025年9月11日(木) 13:30 〜 13:40
- 発表タイトル:[VI-53]橋梁工事におけるVR技術を活用した安全教育システムの開発と活用事例
- 発表者:オフィスケイワン株式会社 蛇草 伸太郎
- 発表概要:橋梁工事においては,高所作業や重量物の取り扱いといった危険作業が多く,他の土木工事に比べて墜落災害などの事故に至るリスクが高い.建設業界では過去に労働安全衛生法の改正や安全基準の見直し,ICT技術の導入や安全教育の充実といった複数方面から対策が実施されている.その結果,災害件数は減少傾向にあるものの2023年時点でなお,200件以上の労働災害が報告されている.本稿では橋梁工事における労働災害をゼロとすべく,その一助を担うために橋梁メーカーと共同開発した安全教育VRシステムの概要とその活用事例について述べる.
発表②
- 発表日時:2025年9月11日(木) 11:20 〜 11:30
- 発表タイトル:[VI-421]点群データを活用した既設橋梁3Dモデリング効率化手法の開発
- 発表者:オフィスケイワン株式会社 菅 功人
- 発表概要:既設橋梁の改築や補修補強を行うために,経年変化を含む現況の橋梁形状の設計図面を精度よく作成することが重要である.従来のテープ計測による実測に代わり3Dスキャナを用いた計測が増えているが,大容量の点群データから必要な情報の取得に時間を要している.そこで筆者らは点群データから現況に一致した高精度な設計図面を効率よく作成するためのワークフローの開発に取り組んでいる.本稿ではその取り組みと効果,今後の課題について述べる.
発表③
- 発表日時:2025年9月12日(金) 9:20 〜 9:30
- 発表タイトル:[CS17-03]鋼橋の設計データ連携と3Dモデル活用によるフロントローディング技術
- 発表者:オフィスケイワン株式会社 保田 敬一
- 発表概要:国土交通省は2024年4月に「i-Construction2.0~建設現場のオートメーション化~」を策定し,2040年度までに生産性を1.5倍向上させる目標を公表した.鋼橋においては設計データを工場製作にデータ連携するプロセス改革の取り組みが進められている一方で,図面不整合による部材の再製作や手戻りによるロスが一定数で発生している.本稿では鋼橋のデータ連携を活用した3Dモデリングの生産性向上と,3Dモデルを用いたフロントローディング技術によって手戻り防止を目指した取り組みについて述べる.